ピアノの弦は長寿命ですが稀に切れます|福岡・佐賀の調律は古川ピアノ
2023/02/02
福岡・佐賀全域でピアノの調律や修理を行っております、古川ピアノです。
・ピアノの弦は長寿命ですが稀に切れます
ピアノの弦というものは、弾く方にとっては普段はまず存在をイメージされにくいものです。
特にアップライトピアノの場合は箱型の中に隠れていますので、なおさらです。
★ほとんどのピアノでは、製造時からのオリジナルの弦を使用中のはずです
元々が高額なグランドピアノを使用するプロ(演奏家や指導者)の方は、
買い替えではなくオーバーホールが選択されることが多いため、
その一環で弦をすべて張り替えられた経験があるかと思います。
一方、一般的なピアノのユーザー様におかれては、99.9%の方が、
お持ちのピアノが製造されたときに工場で張られた弦を使用されています。
ピアノの弦はいわゆる【ピアノ線】とは全くの別物で、かなり品質の高い鋼鉄線です。
そのため、普通イメージする針金などとは耐久性や寿命が段違いで、
錆びにくく 切れにくく 、数十年もの間 キレイな音を出してくれるワケです。
・それでも切れることはあります
ピアノの弦が切れるときには、いくつかのパターンがあります。
一例をあげますと、
1.金属疲労による断線(弦の寿命)
→ 最も多いのがこのケースで、どうやっても避けられません。
どれだけ大事に弾いても、切れる時は切れますし、
どれだけ慎重に調律をしても、切れる時は切れます。
切れた瞬間に弦を張るモードに頭を切り替えます。
2.局所的な強いサビによる断線
→稀に起こるケースで、ピアノの管理で予防が可能です。以下のような例があります。
・弦に水分(飲料、ゼリーなどの液体など)が付着し、取り除かれなかった場合に強いサビとなり、そこを起点に断線します。
(弦が露出しているグランドピアノで起こる事例です)
・弦にペットなどの動物がオシッコをかけてしまい、強い酸化作用で弦がサビ、断線します。
もしペットがピアノの上でオシッコをしてしまったら、上を拭いて終わりにしないですぐに調律師を呼んでください。
パネルの隙間から内部にオシッコが浸透し、弦に付着するとかなり高い確率で何本も何十本も切れます。
(ペットのみならず、ネズミが出る場所ではネズミのオシッコによるサビと断線も発生しますので要注意です)
3.ピアノの設計の問題で切れる場合
→これは我々調律師も悩むケースですが、場合によっては改善策 予防策が実施できることもあります。
4.演奏者の弾き方(主に強すぎるタッチ)によって切れる場合
→そのピアノをどのように弾くのかは所有者 演奏者の自由ですが、
(自分の所有物でないピアノの場合は別の話です)
弦は切れると張り直さないといけませんが、その日のうちに張り直しに行けるとは限りません。
もちろん張り直すとお金がかかりますし、よく切れる場合はその数だけ料金がかさみます。
もしピアノに3.で述べたような設計の問題がなければ、弾き方に着目すると良いかもしれません。
★切れた弦は張替えができますのでご安心ください
博物館所蔵級の古い形式のピアノでなければ、古いピアノも今のピアノも弦の構造はほぼ変わりません。
40年50年60年使ってきたピアノの弦が切れてお困りの方がいらっしゃいましたら気軽にご相談ください。
当店では、ピアノを傷めない弦の張り直し技術で施工しておりますので、
その後のピアノのコンディションにも悪影響を与えません。
(古くからあるやり方で張り直すと、そのたびに弦が緩みやすくなってしまいます)
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調律前の無料のお見積りも対応可能ですので、費用や直せるか心配な時は気軽にご依頼ください。
ピアノの移動料金はお電話かメールのみで算出可能です。※移動のみのご依頼はお受けいたしかねます
お客様のご要望やご予算に沿ったプランをご提案いたします。
ピアノの調律 修理 消音取付 移動+調律 など、
ピアノのことなら古川ピアノへお任せください。
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