調律と音色について|福岡・佐賀の調律は古川ピアノ
2023/02/03
福岡・佐賀全域でピアノの調律や修理を行っております、古川ピアノです。
・調律と音色について
ピアノの調律といえば、ズレた音程 狂った音をもとに戻してキレイな音にする、
というメージを皆様ある程度お持ちだと思います。
調律という作業には、私も調律師になるまで知らなかったそれ以上の奥深さがあります。
★音程はもとに戻しつつ、更に音色もコントロールするのが真の調律です
調律という作業では、まず音程を正しい状態に戻すことが土台になっています。
正しい音の状態(平均律の場合)とは、
・一音一音が正確な音程になっていること
・一オクターブ内の12音が正確な距離感になっていること
・隣り合ったオクターブ間同士が正確な距離感になっていること
これらが揃った状態が最も音程が正確に整っており、楽譜通りに弾いた音がその通り正確に聴こえます。
しかし、これだけでは調律としては完全ではなく、ただ音程が揃っただけ とも言えます。
★調律で音色を変えるとは?
音程が揃った次のステップとして、音色をコントロールし全体的に統一させる事が求められます。
(実際には、通常 1回の調律で両方をコントロールします。2回調律をするわけではありません)
ピアノの音色は、様々な要素が複雑に作用しあって出来上がります。
ピアノ側の要素としては、
ピアノの種類/大きさ/部屋の状況/年数/消耗度合い/湿気か乾燥の度合い/調整の状態/ハンマーの形状や硬さ など、
調律師側の要素としては、
音の出し方、音の聞き方(聴く部分)、音のイメージの仕方、使う道具の種類、調律時の体調、など
が挙げられます。
これらを総合的に判断して、音色に対するお客様のご要望があるときはその音に近づける方向へ、
お客様のご要望がない場合は、そのピアノが持つ響きの良さをできる限り引き出す方向へ、
音程と音色の両方を聴きながら、調律を進めていきます。
★調律を終えた後は、再度確認をして微調整を行います
88音の調律を一通り終えた後に、一音ずつ や いくつかの和音 または曲のフレーズなどを試奏し、
それぞれの音やハーモニーに違和感や統一感の乱れがないかを確認します。
よくあるのは、部分的に飛び抜けてキンと感じる音があったり、逆にモコッと聞こえる音があったり、
または、1オクターブ毎などの大きなレベルで響きの浮き沈みがあったりします。
これらをさらに調律や整音(音色を整える作業)で細かく調整し、88音通しての統一感をアップしていきます。
前述の通り、ピアノ本体の部品等の状態によってもかなり左右されるため、
場合によっては調律の前にその状態の改善をする必要があります。
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調律前の無料のお見積りも対応可能ですので、費用や直せるか心配な時は気軽にご依頼ください。
ピアノの移動料金はお電話かメールのみで算出可能です。※移動のみのご依頼はお受けいたしかねます
お客様のご要望やご予算に沿ったプランをご提案いたします。
ピアノの調律 修理 消音取付 移動+調律 など、
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